ゆで栗を作ったら、ぜひ試してほしいのが「栗あん」です。
栗の中身に砂糖と水を加えて煮るだけで、栗本来の風味を楽しめる、素朴な味わいのあんこに仕上がります。
なめらかなマロンペーストとは少し異なり、栗の粒がほどよく残った、食べ応えのある仕上がりです。
トーストにのせたり、生クリームと合わせてモンブラン風にしたりと、さまざまな食べ方を楽しめます。
今回は、NHK『きょうの料理』のテキストを参考に、ゆで栗を使った簡単な栗あんの作り方をご紹介します。
(参考:NHK『きょうの料理』2020年9月号、83ページ/料理研究家・なかしましほさんのレシピ)
■栗のゆで方と栗あんの作り方を動画で見る
動画では砂糖や水を少し多めに変更しています。分量の配分が違いますが、作り方は同じです。
栗あんの材料
栗あんの材料は、ゆで栗を含めて4つです。

- ゆで栗(中身を取り出したもの)……200g
- 砂糖……30g
- 水……40ml
- 塩……少々
※砂糖は、きび糖や上白糖、グラニュー糖など、お好みのものをお使いください。
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栗あんの作り方
1.砂糖と水を鍋に入れる

小鍋に、きび糖30gと水40mlを入れます。
2.弱めの中火にかける

鍋を弱めの中火にかけ、砂糖を溶かします。
焦げつかないように様子を見ながら加熱してください。
3.ゆで栗を加える

砂糖が溶けたら、ゆで栗を加えます。
木べらなどで栗を軽くつぶしながら、全体を混ぜ合わせます。
栗の粒を残したい場合は、粗目につぶし、なめらかに仕上げたい場合は、細かくつぶしてください。
4.ポッテリするまで煮る
全体を混ぜながら加熱し、ポッテリとしたかたさになるまで水分を飛ばします。
栗の水分量や火加減によって、仕上がりのかたさは変わります。
水分が少なく、まとまりにくい場合は、水を少量ずつ加えて調整してください。
反対にやわらかすぎる場合は、焦げつかないように混ぜながら、もう少し加熱して水分を飛ばします。
5.塩を加える

好みのかたさになったら、塩少々を加えて混ぜ、火を止めます。
塩を少量加えることで、栗と砂糖の甘みが引き立ちます。

これで栗あんの完成です。
栗あんをおいしく作るポイント

栗は好みの粗さにつぶす
栗の粒をほどよく残すと、栗らしい食感を楽しめる、食べ応えのある栗あんに仕上がります。
なめらかな栗あんにしたい場合は、加熱しながらマッシャーや木べらでしっかりつぶしてください。
さらに口当たりをなめらかにしたい場合は、裏ごしする方法もあります。
かたさは水で調整する
ゆで栗に含まれる水分量によって、栗あんの仕上がりは変わります。
栗あんがかたくて混ぜにくい場合は、水を一度にたくさん入れず、小さじ1程度ずつ加えて調整するのがおすすめです。
焦げつかないように混ぜる
栗あんは水分が少なくなるにつれて、鍋底に焦げつきやすくなります。
ポッテリしてきたら火を弱め、鍋底から返すように混ぜながら仕上げてください。
栗あんはどのくらいのかたさになる?

この栗あんは、とろけるようなやわらかいマロンペーストではありません。
栗の粒がほどよく残った、ポッテリとかための仕上がりです。
実際に食べてみると、ゆで栗に砂糖と水を加えただけなのに、きちんと「あんこ」になっていて驚きました。
栗の粒が残っているため、なめらかすぎず、栗らしい食感と食べ応えがあります。
私が作ったものは、栗そのものをしっかり感じる、ややかための仕上がりでした。
パンに塗ったり、茶巾絞りにしたりする場合は、水を少し加えて、もう少しやわらかく仕上げてもよいと思います。
栗あんの保存について
手作りの栗あんは、粗熱が取れたら清潔な保存容器に入れ、冷蔵庫で保存します。
冷蔵保存

冷蔵保存期間の目安は約3日です。
水分が少なく見えても傷む可能性があるため、できるだけ早めに食べ切りましょう。
取り分けるときは、清潔なスプーンを使用してください。
冷凍保存

すぐに食べ切れない場合は、冷凍保存もできます。
1回で使う量に分けてラップでぴったりと包み、冷凍用保存袋に入れて、できるだけ空気を抜いて保存します。
薄く平らにして包んでおくと、必要な分だけ解凍しやすくなります。
茶巾絞りの形にしてから冷凍するのもおすすめです。食べるときは、冷蔵庫へ移して自然解凍します。

冷凍保存の、おいしく食べられる期間の目安は、約1か月です。
私の場合は、秋に作った栗あんを冷凍しておき、お正月に食べました。
作ってから約2か月たっていましたが、おいしくいただけました。
ただし、保存状態によって品質は異なるため、できるだけ早めに食べ切ることをおすすめします。
※保存期間は、保存容器や調理環境、冷凍庫の状態によって異なります。
においや色、粘りなどに異変を感じた場合は、食べないでください。
栗あんのおすすめの食べ方
栗あんは、そのまま食べるだけでなく、パンやお菓子にもアレンジできます。
モンブラン風スイーツ

私のおすすめは、栗あんと生クリームの組み合わせです。
カステラやスポンジケーキの上に生クリームと栗あんをのせれば、手軽なモンブラン風スイーツになります。
栗あんの素朴な甘さに、生クリームのまろやかさが加わり、見た目も華やかです。
栗あんバタートースト
こんがり焼いたトーストに栗あんをのせ、バターを添えます。
栗のやさしい甘さとバターの塩気がよく合い、手軽に秋らしいトーストを楽しめます。
栗あんの茶巾絞り
栗あんをラップで包み、上部をひねって形を整えれば、簡単な茶巾絞りになります。
栗あんがやわらかい場合は、少し冷やしてから形を整えると扱いやすくなります。
どら焼き風ホットケーキ
小さく焼いたホットケーキに、栗あんと生クリームを挟むと、どら焼き風のおやつになります。
生クリームを入れず、栗あんだけを挟んでもおいしく食べられます。
そのほかのアレンジ
栗あんは、次のような食べ方にも使えます。
・白玉やアイスクリームに添える
・パンやロールパンに挟む
・カステラやスポンジケーキにのせる
・どら焼きや大福のあんにする
・パイやタルトのフィリングにする
・ヨーグルトに添える
素朴な味わいなので、和菓子にも洋菓子にも合わせやすい栗あんです。
まとめ

ゆで栗を使った、簡単な栗あんの作り方をご紹介しました。
材料は、ゆで栗、砂糖、水、塩の4つ。
砂糖と水を溶かした鍋にゆで栗を加え、ポッテリするまで混ぜながら加熱するだけで作れます。
栗の水分量によって仕上がりが変わるため、かたい場合は水を少量ずつ加えて調整するのがポイントです。
栗の粒を残せば、栗らしい食感を楽しめる、素朴で食べ応えのある栗あんに仕上がります。
トーストや茶巾絞りはもちろん、生クリームと合わせてモンブラン風にするのもおすすめです。
栗をゆでたら、ぜひ栗あんも作ってみてくださいね。
ツになります。
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