金木犀のお茶の作り方|庭の花を乾燥させて楽しむ秋の花茶

金木犀のティータイム

庭の金木犀が、今年もオレンジ色の小さな花を咲かせました。

近くを通るたびに、ふわっと漂ってくる甘い香り。

金木犀の香りがすると、秋がやってきたなぁと感じます。

そんな金木犀の花を使って、お茶が作れるのをご存じですか?

金木犀のお茶は「桂花茶」とも呼ばれ、乾燥させた花を紅茶や緑茶に加えて楽しむことができます。

今回は、庭で摘んだ金木犀の花を洗い、室内で1週間ほど自然乾燥させてみました。

特別な道具を使わずにできる、秋の小さな手仕事をご紹介します。

金木犀の花茶の作り方

ひとかご分の金木犀

金木犀の花はとても小さく、扱うときは少し手間がかかりますが、作業そのものは難しくありません。

今回は、庭の金木犀の小枝をひとかご分収穫して作りました。

小枝から花を取り外し、洗ってから室内で自然乾燥させます。

材料と用意するもの

  • 金木犀の花が付いた小枝:ひとかご分
  • ボウル
  • ザルや網じゃくし
  • 清潔な布
  • 密閉できる小さな保存瓶

※お茶に使う金木犀は、農薬や殺虫剤などの心配がなく、食用に適したものを選んでください。

1.金木犀を収穫する

収穫した金木犀の小枝

まずは、金木犀を収穫します。

オレンジ色がきれいな、咲いたばかりの香りのよい花を摘みます。

金木犀は小さな花が集まって咲いているので、花の付いた小枝を切り取って収穫すると、そのあとの作業がしやすくなります。

2.小枝から花を外す

小枝から花を外す

収穫した金木犀を、小枝から外していきます。

小さな花がたくさん付いているので、指先でやさしく取り外します。

葉や細かい枝などが混ざらないように、ここで取り除いておきます。

ひとつひとつは小さな花ですが、集めてみるときれいなオレンジ色です。

3.金木犀の花を洗う|水洗いは必要?

金木犀の花を水につけて洗う

庭で収穫した金木犀には、ホコリや小さな虫などが付いていることがあります。

そのため、わが家ではお茶にする前に水洗いしています。

ボウルに水を張り、小枝から取り外した金木犀の花を入れます。

花がつぶれないよう、やさしく洗いましょう。

金木犀の花はとても小さく、水に浮かびやすいので、洗ったあとは網じゃくしなどですくい取ると便利です。

ゴミや虫などが残っていないか確認しながら、丁寧に取り出します。

4.布の上に広げて水気を取る

洗った金木犀の花を布の上に広げた様子

洗った金木犀を、清潔な布やペーパークロスなどの上に広げます。

花が重ならないよう、できるだけ薄く広げるのがポイントです。

水分が多く残っていると乾燥に時間がかかるため、布でやさしく水気を取っておきます。

5.室内で自然乾燥させる

金木犀を乾燥させている様子

直射日光の当たらない、風通しのよい室内で金木犀の花を乾燥させます。

乾燥中は湿気がこもらないように注意し、布が湿っている場合は取り替えましょう。

ときどき花の状態を確認し、重なっている部分があれば、やさしく広げ直します。

6.しっかり乾燥したら保存瓶に入れる

乾燥した金木犀の花を瓶に詰める

花を指で軽くつまんだときにパリッと崩れ、湿り気がないことを確認します。

十分に乾燥した金木犀を、清潔で乾いた密閉瓶に詰めます。

金木犀の乾燥日数と仕上がり

金木犀は何日干せばいい?乾燥完了の目安

今回は、晴れの日が続くなか、室内で約1週間自然乾燥させました。

5日目には花がパリッとした状態になっていましたが、保存することも考えて、さらに2日間乾燥させました。

乾燥にかかる日数は、室温や湿度、風通しなどによって変わります。

特に雨の日が続くと乾燥が進みにくいため、日数だけでなく花の状態を確認することが大切です。

指で軽くつまんだときにパリッと崩れ、しっとりとした感触がないことが、乾燥具合を見分けるひとつの目安になります。

ただし、手触りだけでは十分に乾燥しているか判断できないため、湿気やカビには注意しましょう。

乾燥させた金木犀の色と香りの変化

乾いた金木犀の花の様子

生花の金木犀は鮮やかなオレンジ色で、干し始めてから2日間ほどは、部屋中に甘い香りが漂っていました。

3日目には香りが少し弱まりましたが、鼻を近づけると、まだ金木犀の甘い香りが感じられました。

室内で約1週間乾燥させると、花は少し茶色がかった落ち着いた色合いに。

香りも生花のときより穏やかになりましたが、ほんのりと甘い香りが残っています。

ただ、金木犀特有のふんわりとした甘い香りとは少し違い、鼻にツンとくるような上品な香りに変わりました。

乾燥前と乾燥後では、色だけでなく、香りにも変化が感じられました。

乾燥金木犀の保存方法と注意点

食器棚に保存する乾燥金木犀

乾燥させた金木犀は、清潔で乾いた密閉瓶に入れ、直射日光の当たらない涼しい場所で保存します。

わが家では、小さなガラス瓶に詰めて、棚の中で保存しています。

乾燥した花は湿気を吸いやすいため、取り出すときは乾いたスプーンを使いましょう。

瓶詰め乾燥金木犀

保存中も、花が湿っていないか、瓶の内側に水滴が付いていないか、ときどき確認すると安心です。

また、保存している間に少しずつ香りが弱くなることがあります。

香りのよいうちに楽しみましょう。

金木犀の花茶のおいしい飲み方

乾燥させた金木犀は、紅茶や緑茶に少量加えて楽しむことができます。

金木犀そのものの味は淡いため、普段飲んでいるお茶に加えると手軽です。

金木犀紅茶の作り方

材料(1杯分)

金木犀の手作りのお茶の材料
  • 紅茶の茶葉:2〜3g
  • 乾燥金木犀:ひとつまみ
  • 熱湯:150〜200ml

作り方

1.紅茶の茶葉と乾燥金木犀を入れる

ポットに茶葉と金木犀の花をいれる

ティーポットに紅茶の茶葉と乾燥金木犀を入れます。

2.熱湯を注いで蒸らす

ふたをして蒸らす

熱湯を注ぎ、ふたをして3分ほど蒸らします。

3.カップに注いで完成

金木犀の紅茶

茶こしでこして、カップに注いだら完成です。

金木犀の香りは乾燥によって穏やかになるため、お好みで加える量を調整してみてくださいね。

緑茶に加えても楽しめます

緑茶と乾燥金木犀

乾燥金木犀は、緑茶に加えるのもおすすめです。

緑茶の茶葉2〜3gに、乾燥金木犀をひとつまみ加え、お湯150mlを注いで1分ほど蒸らします。

紅茶とはまた違った、すっきりとした味わいを楽しめます。

まとめ|庭の金木犀で楽しむ秋の手仕事

金木犀の木

庭に咲いた金木犀を摘んで、花を外し、洗って、ゆっくり乾燥させる。

やわらかな秋の日差しのなか、可愛らしい花に触れ、甘い香りに包まれる時間は、なんとも心地よいものです。

季節の移ろいを感じながら楽しめる、秋ならではの手仕事ですね。

お茶をいれるときに、ひとつまみ。

いつもの紅茶や緑茶に金木犀を加えるだけで、お茶時間がちょっと特別なものに感じられます。

お庭に金木犀が咲いていたら、秋の香りを楽しむ花茶づくりを、ぜひ試してみてくださいね。

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