初夏になると梅と一緒にスーパーに並び始める赤しそ。
この赤しそを煮出した液にりんご酢を加えると、色が一気に変わり、思わず見とれてしまうほど鮮やかな紅色に仕上がります。
水や炭酸水で薄めれば、さっぱりとした赤しそジュースとして楽しめますよ。
初めて飲んだときは、少し薬草のような独特の風味を感じたのですが、何度か飲んでいるうちに不思議とクセになり、1週間ほどで大好きな飲み物になりました。
今回は、赤しそとりんご酢を使った「赤しそシロップ」の作り方をご紹介します。
■レシピ動画はこちら
赤しそシロップの材料

- 赤しそ……ひと袋(約300g)
- 水……1L
- 砂糖……300g
- りんご酢……150ml
※分量はおおよその目安です。砂糖やりんご酢の量は、お好みに合わせて調整してください。
赤しそシロップの作り方
①赤しその葉を茎から取る

赤しその葉を茎から取ります。
②赤しその葉を洗う

赤しその葉をたっぷりの水に入れ、洗います。
赤しそには土や細かな汚れが付いていることがあるため、水を数回変えながら洗います。
洗い終わったらザルに上げ、軽く水を切ります。
ここでは、葉を取ってから洗っていますが、洗ったあとで葉を取る方法でもよいです。
③赤しそを煮出す

鍋に水1Lを入れ、沸騰させます。
沸騰したら赤しその葉を加え、中火で5~10分ほど煮出します。

赤しそが一度に入らない場合は、葉がしんなりするのを待ちながら少しずつ加えます。
上の葉まで煮汁に浸かるように、菜箸やトングを使って、ときどき上下を返しながら煮出します。
④葉が緑色になったら火を止める

煮出しているうちに、赤紫色だった葉が緑色に変わってきます。
葉の色が抜け、全体が緑色になったら煮出し完了です。
長時間煮すぎると、赤しその風味や渋みが強くなることがあるため、葉の色を目安に火を止めます。
⑤煮汁をこす

ザルなどを使って煮汁をこします。
透明感のあるシロップに仕上げたい場合は、目の細かいザルや清潔な濾し布を使うのがおすすめです。
葉を強く絞るとえぐみが入りやすくなるため、ザルの上から軽く押す程度にします。
⑥砂糖を加えて溶かす

こした煮汁が熱いうちに砂糖を加え、よく混ぜて溶かします。
もし砂糖が溶けきらない場合は、鍋を弱火にかけ、混ぜながらしっかり溶かしてください。
⑦りんご酢を加える

砂糖が溶けたら、りんご酢を加えて混ぜます。

りんご酢を入れると、それまで少しくすんでいた煮汁が、一気に華やかな紅色へ変わります。
初めて作ったときは、その魔法のような鮮やかな変化にびっくりしました。
赤しそシロップ作りで、ぜひ見てほしい瞬間です。
⑧清潔な瓶に移す

粗熱が取れたら、消毒した清潔な保存瓶や容器に移します。
瓶の内側だけでなく、ふたやパッキンもきれいに洗い、しっかり消毒しておきましょう。
⑨冷蔵庫で保存する
保存容器に移した赤しそシロップは、冷蔵庫で保存します。
詳しい保存期間や注意点については、後ほどご紹介します。
赤しそジュースの作り方

完成した赤しそシロップは、そのままでは味が濃いため、水や炭酸水などで薄めて飲みます。
赤しそシロップ1に対して、水や炭酸水を3~5の割合で加えるのが目安です。
まずは薄めに作り、味を見ながらシロップを足すと、好みの濃さに調整しやすくなります。
私は、シンプルに水で薄め、氷を入れて飲むのが一番好きです。
赤しその風味がやわらかくなり、すっきりと飲みやすくなります。
赤しそシロップの味は?実際に飲んでみた感想

初めて赤しそジュースを飲んだときは、正直なところ「おいしい」とは思いませんでした。
少し薬のような独特の風味があり、最初の一杯では「うわっ、すごい味」と感じたほどです。
ところが、何度か飲んでいるうちに、赤しその香りと甘酸っぱさが不思議とクセになりました。
1週間ほどたつころには、すっかり大好きな飲み物に。
冷たい水で薄めて飲むと口の中がさっぱりとして、暑い日にぴったりでした。
何より気に入ったのが、光に透かすと宝石のように見える美しい紅色です。
グラスに注ぐたびに、気分が華やぎ、少し元気をもらえるような気がしました。
家族の反応
若い世代の娘には、赤しそ特有の香りが少し苦手だったようです。
一方、同居している義母には大好評でした。
「飲むとお腹がすぅーっとする感じがして気持ちがいい。この紅い色を見ると元気が出る」
と、うれしそうに話していました。
赤しそジュースは、香りや酸味に好みが分かれる飲み物かもしれません。
初めて飲む方は、シロップを薄めにして少量から試すと飲みやすいと思います。
赤しそシロップの保存方法と日持ち

赤しそシロップは、消毒した清潔な瓶や保存容器に入れ、冷蔵庫で保存します。
今回のレシピは、比較的甘さを控えた配合です。長期保存用の濃いシロップではないため、冷蔵で2週間ほどを目安に、早めに飲み切ることをおすすめします。
ちなみにわが家では、清潔なスプーンを使うなど衛生面に気を付けながら、1カ月ほどかけて飲み切ることもあります。ただし、保存状態によって日持ちは異なります。
見た目やにおいに少しでも違和感がある場合は、飲まずに処分しましょう。
赤しそシロップのよくある質問

赤しそがスーパーに並ぶ時期はいつ?
赤しそは、梅仕事の季節に合わせて、主に6~7月ごろスーパーや直売所に並びます。
店頭に並ぶ期間が短く、欲しいと思ったときには売り切れていることもあるため、見つけたら早めに購入するのがおすすめです。
購入後は、できるだけ新鮮なうちにシロップにしましょう。
選ぶときは、葉にハリがあり、鮮やかな赤紫色をしているものがおすすめです。
りんご酢以外のお酢でも作れる?
りんご酢がない場合は、米酢や穀物酢などでも作れます。
ただし、使用するお酢によって香りや酸味の強さが異なります。
りんご酢は酸味が比較的やわらかく、果実のような風味があるため、赤しそシロップを初めて作る方にも使いやすいと思います。
お酢の香りが苦手な方は、最初から全量を入れず、少しずつ加えて味を確認しながら調整してください。
砂糖の量は減らしてもよい?
砂糖の量は、好みに合わせて多少減らすことができます。
ただし、砂糖を減らすと甘さが控えめになるだけでなく、保存性も低くなります。
砂糖を減らして作る場合は、通常よりも早めに飲み切ってください。
初めて作る場合は、まずはレシピ通りの砂糖300gで作り、次回から好みに合わせて調整するのがおすすめです。
赤しそシロップは冷凍できる?
短期間で飲み切れない場合は、冷凍保存もできます。
製氷皿などに入れて小分けにして凍らせ、凍ったら冷凍用保存袋に移しておくと便利です。
水や炭酸水に凍ったシロップを入れれば、氷が溶けるにつれて赤しその風味が広がります。
冷凍すると中身が膨張するため、瓶のまま冷凍するのは避け、冷凍可能な容器を使用してください。
煮出したあとの赤しその葉は再利用できる?
煮出したあとの赤しその葉は、色や風味の多くが煮汁へ移っていますが、捨てずに料理へ活用することもできます。
細かく刻み、しょうゆや砂糖、みりんなどで炒り煮にすると、ふりかけや佃煮風になります。
風味が薄い場合は、梅酢やゆかり、白ごまなどを加えると食べやすくなります。
無理に再利用する必要はありませんが、赤しそを最後まで使い切りたい方は試してみてください。
赤しそジュースは1日に何杯まで飲める?
赤しそジュースには、「1日に何杯まで」という明確な決まりはありません。
ただし、赤しそシロップには砂糖やお酢が含まれているため、飲みすぎには注意しましょう。
まずは少量から試し、体調や食生活に合わせて楽しむのがおすすめです。
私の場合は、飲みすぎないように1日1杯までと決めています。
酸味で胃のむかつきや胸やけなどを感じた場合は、さらに薄めるか、飲む量を減らしてください。
糖分の摂取を控えている方や、食事について医師から指示を受けている方は、飲む量に注意してください。
最後に

赤しそシロップは、赤しそを煮出し、砂糖とりんご酢を加えて作る季節の飲み物です。
特に印象的なのが、りんご酢を加えた瞬間に、煮汁が鮮やかな紅色へ変化するところです。
初めて飲んだときは少しクセを感じましたが、飲むほどに好きになり、今では赤しその季節が楽しみになりました。
現在は家庭菜園で赤しそを育て、毎年夏になると赤しそシロップを作っています♪
赤しそは一度植えると、こぼれ種から翌年も芽を出します。春にかわいらしい双葉を見つけるたびに、「今年も赤しそシロップが作れる」と、夏が楽しみになります。
みなさまも、初夏ならではの美しい赤しそジュースをぜひ楽しんでみてくださいね。
■レシピ動画はこちら
赤しそシロップの作り方
https://youtu.be/iC-2ahxs860