ホームセンターや苗木屋さんでよく見かけるローズマリー。お庭に植えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
身近にある植物を剪定しつつ、活用できたら嬉しいですよね。
ということで今回は、ローズマリーで化粧水を作る方法をご紹介します!ハーブの女王と呼ばれるローズマリーは、抜毛、白髪、しわ対策におすすめですよ。
無水エタノールとホワイトリカー(果実酒用)の両方の作り方を載せていますので、ぜひ参考になさってください。
■動画版はこちら
ーーーーー
おおまかな手順
1.まずはアルコールに漬けて成分を抽出します(チンキづくり)
2.その後、抽出液(チンキ)を薄めて化粧水にします
ローズマリーの成分を抽出(チンキづくり)
洗う

摘んだ葉を水でため洗いする。
虫がついていることがあるので、ざぶざぶ洗う。
水気をふく

キッチンペーパーなどで水気を丁寧にふき取る。
ここでは摘んですぐの生葉を使用。なければ乾燥させた葉でもOK
(生葉は水分がでるため、もし一定の濃度に仕上げたいときは、乾燥した葉を使うといい)
葉だけにする

茎から葉をはずし、葉だけにする。
茎ごと漬けてもいいが、木質化してかさ張るので除くことにした。
葉の外し方

穂先から滑らすように下に降ろすと、葉を外しやすくなる。
ローズマリーの葉を瓶に詰める

清潔な瓶に、集めたローズマリーの葉をぎゅっと押し込む感じで詰める。
アルコールに漬ける

ここでは、実験がてら、無水エタノールとホワイトリカーの両方で漬ける。
ご自身が好きな方を使えばOK
まずは無水エタノール編

無水エタノールとは
アルコール濃度 約99.5%
水分をほとんど含んでいない無色透明の液体。揮発性が高いため家電の掃除に使われることもある。
無水エタノールの良いところ
高濃度の無水エタノールは「ウルソール酸と呼ばれる成分を抽出できる」
ウルソール酸は細胞を修復する作用があるため、高い美容効果を期待できる(ネット情報)
無水エタノールは化粧水作りの材料として、本でも紹介され、よく使われている。
無水エタノール漬け方

葉がひたるくらい注ぐ。
フタをしっかり締める。
冷暗所で熟成

日の当たらない涼しい場所に、2週間ほどおいて熟成。
ときどきゆすって液を循環させる。
もし葉が空気に触れている場合は、ゆすったり瓶をまわしたりして濡らすと良い。
つぎにホワイトリカー編

ホワイトリカーとは
アルコール濃度 35%
焼酎の一種。無色透明で果実酒作りに使用される。
ホワイトリカーの良いところ
果実を漬けるお酒なので、薬草酒として飲んだり、うがい薬として活用することができる。
美容成分もしっかり抽出できる。本でも紹介され、化粧水作りによく使われている。
ホワイトリカー漬け方

無水エタノールと同様に、葉がひたるくらい注ぐ。
フタを閉めて、冷暗所に2週間おき熟成させる。
ときどきゆする。
2週間後の様子

ということで、2週間経過しました!
左が無水エタノールで漬けた方、右がホワイトリカー。
抽出液(チンキ)の色の違い


無水エタノールの方は、エメラルドグリーンに。
ホワイトリカーの方は、琥珀色に。
どちらもとても美しい。

しかし何度見ても、このエメラルドグリーンはすごい。
綺麗すぎて、見惚れますね。
濾す

完成した抽出液(チンキ)は、コーヒーフィルターや茶こしなどを使って濾す。
ここでは使いやすいかなと思って細長の瓶にしたけど、普通にジャム瓶でも使いやすかった。
お好きな瓶を選んでください。
抽出液(チンキ)の保存方法
できた抽出液(チンキ)は冷暗所もしくは冷蔵庫に保存。
最近は異常に暑い。春秋でも夏のようだから、心配な場合は冷蔵庫に入れておくと安心。
お肌に使うものなので細心の注意を。
それでは、できた抽出液(チンキ)で化粧水を作ろりましょう。
下方、詳しく解説します。
ーーーーー
ローズマリー抽出液(チンキ)で化粧水を作る
作り方は簡単、できた抽出液(チンキ)を精製水で薄めるだけ。
無水エタノールの抽出液(チンキ)薄め方

材料・分量
- 無水エタノールで作った抽出液(チンキ)10㎖
- 精製水 80㎖
- グリセリン(化粧用) 5㎖
- アルコール対応容器
手順
抽出液(チンキ)、精製水、グリセリンを混ぜ合わせる。
(おおよそ8~10倍の精製水で希釈)
※もし精製水が無い場合は、水道水でも代用可能。
※グリセリンは無ければ入れなくても良い。
※初めて使う方はパッチテストを。目安より多めに希釈すると良いかも。

ローズマリー化粧水、完成!
精製水を入れた途端、白濁して、うぐいす色に変わりました。
ホワイトリカー抽出液(チンキ)の薄め方

材料・分量
- ホワイトリカーで作った抽出液(チンキ)10㎖
- 精製水 40㎖
- グリセリン(化粧用) 2.5㎖
- アルコール対応容器
手順
抽出液(チンキ)、精製水、グリセリンを混ぜ合わせる。
(おおよそ3~4倍の精製水で希釈)
※もし精製水が無い場合は、水道水でも代用可能。
※グリセリンは無ければ入れなくても良い。
※初めて使う方は、パッチテストを。目安より多めに希釈すると良いかも。
グリセリンについての補足

グリセリンは、化粧用を使用。
保湿効果を高めるので、乾燥が気になる方におすすめです。
全体の約5%を目安に、お好みで加減してください。ただし入れすぎると逆効果になるらしいので、ほどほどに。
保存について
できた化粧水は、涼しい場所、できれば冷蔵庫に保存。2週間くらいで使い切ると安心です。
防腐剤が入っていないので、早めに消費してくださいね。
使い方・効能

ローズマリーは化粧水として顔に付けると、ハリのあるお肌になり、シミ、シワを予防する効果が期待できます。
また、髪に付けると、抜毛や白髪の予防にもなります。
髪が薄いところなど頭皮にスプレーして、指の腹で優しくマッサージすると血行も良くなるのでお勧めです。
清涼感のある香りがするから、ひんやり&スカッとして気持ちが良いですよ。
お風呂上りに、全身につけるのも、さっぱりします。
手作り化粧水を旅行に持って行きたいときは
出先でも、普段使っているハーブ化粧水でリラックスしたいですよね。
私は旅行などの外出時、小さなボトルに移して持ち運んでいます。
直射日光や高温な場所に置かなければ、1~2日くらいバックの中でも大丈夫かなぁという考えです。
イメージ的には、フタを開けたミネラルウォーターみたいな感覚。
ただし、炎天下にずっといるときや暑い車中に放置するときは、保冷バックに入れて対策をしています。
化粧水の劣化は目に見えるものではないから、高温になりすぎないよう気を付けると良いです。
ーーーーー
まとめ

ローズマリーはアンチエイジング効果が期待できる優れたハーブ。
抜毛、白髪、肌のシミやシワ問題が出てくる、45歳以上の方にとてもおすすめです。
私は色々なハーブチンキで化粧水を作っていますが、その中でもローズマリーは特別な存在。清涼感ある香りや、頭皮に良いのが気に入っています。
漬けて薄めるだけなので、とても簡単。ぜひ作ってみてくださいね。
■動画版はこちら(https://youtu.be/GNFDeR6qCtM)